【完全保存版】シルクスクリーン用4色分解データを作成しよう!

こんにちは! スタッフ です👐
日頃から問い合わせの多かった、「4色分解印刷」のデータ作成方法について解説します!!




4色分解印刷って?

4色分解印刷とは、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック(=CMYK)といった、それぞれの色を順に重ね合わせることで、フルカラーに近い色彩の表現を可能にする印刷方法です。新聞の写真画像や雑誌内の写真、マンガのカラーページや、ロックTシャツなどで見かけることもある印刷方法です。フルカラーのデザインを、4色に分解して展開し、4つの版を制作します。その後、1色ごとに色を重ねあわせ、フルカラーっぽく表現します。印刷面を至近距離で見るとドットが見えますが、ある程度離れた距離でみると、フルカラーに見えます。




Photoshopを使用した4色分解データ作成方法

※注意※
・こちらで紹介する印刷方法は、SURUTOCOで使用する製版やインクに対して有効な方法であり、全てのシルクスクリーンの4色分解印刷に共通するものではありません。
・作業例では、Adobe Photoshop CC (2019年現在最新版)を使用しています。ウィンドウやツールの仕様など、お使いのPhotoshopと異なる場合がございますのでご注意ください。

「イメージ」メニューから元画像データを編集しよう

モードの変換
①Photoshopで、使いたいフルカラー画像を開きます。

今回は、こちらの写真を用意!



②上にあるメニューの「イメージ」 >「モード」に進み、「CMYKカラー」にチェックを入れます。

画像の色・明るさ・範囲などの最終決定
①画像の明るさ・彩度調整や、画像の切り抜きをしたい時はこの時点で終わらせておきましょう。
画像調整で便利なのは「イメージ」>「色調補正」にあるツールたちです。
スルトコスタッフがよく使うのは「明るさ・コントラスト」や「色相・彩度」などです。


②画像の切り抜きは、左側にあるツールバーの「切り抜きアイコン」をクリックするとできます。



※4色分解した後で、「やっぱり気が変わった…画像もっと明るくしたい」などという時は、残念ながらこちらの「元画像編集作業」からやりなおしになります(T_T)


画像サイズ・解像度を変える
①メニューの「イメージ」 >「画像解像度」を開きます。


※打ち込む前に注意するポイント
・単位がmmになっている⇒OK!

・左側の鎖マークが閉じてる(=比率を固定)⇒OK!

・「再サンプル」にチェックが入っている⇒OK!


②「幅」「高さ」に、印刷したい実寸サイズを打ち込みます。
その下の「解像度」には、「300」と打ち込みます。
単位がpixcel/inchになっているか注意!

③OKボタンをクリック



「チャンネル」を使って画像を4つのファイルに分けよう

チャンネルウィンドウ

①まず、前の項で編集完了した画像を、別名で保存しておきましょう。
☝この後4つのファイルに分けると元画像が残らないので、これかなり大事です!!

②上のメニューバーの「ウィンドウ」>「チャンネル」を選択し、チャンネルウィンドウを開きます。



③画面に表れる「チャンネル」タブを見てみましょう。
「CMYK」、「シアン」、「マゼンタ」、「イエロー」、「ブラック」
の5つのレイヤーがあります。CMYKとは、
C=シアン、M=マゼンタ、Y=イエロー、K=ブラック
の意です。つまり、一番上のレイヤーは、下の4つのレイヤーが合わさった時のレイヤーということです。


④今は1つのファイルになっているこれらのレイヤーを、「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「ブラック」と別々の4つのファイルに分けていきます。
チャンネルウィンドウの右上にあるアイコンをクリックし、「チャンネルの分割」を選択します。


④そうすると、「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「ブラック」の4つのファイルに自動的に分かれて開いたことが、上のタブから確認できます。



「2階調化」を使ってドットに変換しよう

①どれか1つのファイルのタブ(例では「ブラック」とします)をクリックして表示します。


②上のメニューバーから
「イメージ」>「モード」>「グレースケール」を選択した後、
「イメージ」>「モード」>「モノクロ2階調」を選択します。


③「モノクロ2階調メニュー」が表示されます。
出力:300 pixcel/inch
使用:ハーフトーンスクリーン
と打ち込み、「OK」をクリックします。


次に表示される「ハーフトーンスクリーンメニュー」には、
線数:25 line/inch
角度:それぞれに対応する数値
(例ではブラックなので45とします)
ブラック:45度
シアン:15度
マゼンタ:75度
イエロー:0度
網点形状:
と打ち込み、「OK」をクリックします。


※なんで角度ずらすの?という疑問について。。。

角度を全部45度にして重ねたイメージ図↓

角度を全部変えて重ねたイメージ図↓ 

こちらの方が、ドット同士の重なりが少ないことがお分かりいただけるでしょうか…?
それぞれのインクの純粋な色が出ることで全体の発色が良く見えるので、ドットの角度を変える操作が重要になります🌈




⑤そうすると、画像がドットに変換されます!


⑥上のメニューバーの「イメージ」>「モード」>
「グレースケール」を選択し、
「OK」をクリックして再びグレースケールに戻したら完了です。



⑦メニューバーから「ファイル」>「保存」します。

①〜⑦を繰り返して、4つのファイルをドットに変換
「ハーフトーンスクリーンメニュー」にて、
ファイルごとに角度を変えるので注意が必要です!
※線数などは同じです


Illustratorを使用した、面付データ作成方法

ー完成図(例)ー


トンボをつけて、製版テンプレートに面つけしよう

Illustratorを使ってトンボを作成する
①イラストレーターで「新規作成」をします。アートボードを、製版テンプレの寸法にします。(例では、超大判の寸法としています)
※SURUTOCOのHPからダウンロードできるイラレテンプレートを使ってもOKです


②コマンド+0でアートボードを中心に合わせます。

②長方形ツールでPhotoshopのドットデータと同じ寸法の四角形(線や塗りはなし)を作成します。
 


③その四角形を選択した状態で、メニューバーの
「オブジェクト」>「トリムマークを作成」をクリックします。そうすると、四角の周囲にトンボが作成されています。


④トンボの線を黒で0.5ptに設定します。(塗りはなし)

レイヤーを4つに複製し、それぞれの色の名前にしたら、対応するレイヤーにPhotoshopで作ったドットデータをコピーし、コマンド+Vでそれぞれペーストします。
(※コマンド+0でアートボートが中心にあるか、画像の埋め込みができているか注意!)




③位置が重なっているそれぞれのトンボつきドット画像を、間隔ができるだけ開くように配置しなおして完成です!デザインの外側に色の名前も記載しておくと、作業時にわかりやすいのでおすすめです。



データを作成したら、実際に製版して刷ってみましょう~~~!!!

印刷編はこちらから☟









人気の投稿